トリ女道~トリリンガル女子のキャリアブログ~

日英通訳の私が+αで中国語のキャリアを模索します

日本語・英語からみた中国語の特徴

こんにちは!トリ女のマミです。

 

今回は中国語に興味ある方・学習予定のある方、英語との違いを教養として知りたい方などを対象に、日本語と英語と比較しながら中国語の特徴を簡単にまとめたいと思います。

 

皆さまに、中国語の魅力を知っていただける記事になれれば幸いです。

はじめに

東京外大英米科卒で、塾の英語講師から英語キャリアの道を進んできたトリ女。

 

英語以外の武器が欲しくて、20代終わりに中国語力ゼロで北京留学しました。

 

当時の詳細は下記記事を参照ください。

 

www.tri-girl.com

 

現在トリリンガル女子として、特に中国語キャリアを模索中なのですが、今回あらためてトリリンガル女子(日本語・英語・中国語がある程度できる身)として、中国語という言語を、日本語・英語と比較しながら簡単に分析・まとめていきたいと思います。

中国語とは

簡単に言うと、大きな特徴は下記3点です。

 

  • 文法は英語に近い
  • 文字・語彙は日本語に近い
  • 発音は激難

 

まずは「文法は英語にやや近い」から見ていきましょう。

 

以下に3事例あげました。

 

・英語と同じくSVO(主語・動詞・目的語)型の言語

 

英語 :He eats an apple.

中国語:他吃苹果。     ※他:彼、吃:食べる、苹果:リンゴ

日本語:彼はリンゴを食べる。

 

・否定形は動詞の前に否定を表す副詞をつける

 

英語 :He does not eat an apple.

中国語:他吃苹果。     ※他:彼、吃:食べる、苹果:リンゴ

日本語:彼はリンゴを食べない。

 

・英語と同じく前置詞がある

 

英語 :He eats an apple in the kitchen.

中国語:他厨房吃苹果。  ※在:~で(前置詞)、厨房:キッチン

日本語:彼はキッチンでリンゴを食べる。

 

つぎに、文字・表現は日本語に近い点です。

 

日本語は中国の漢字から派生してるので、文字が似ているのは当たり前ですね。

 

とは言っても、一見同じようで、ビミョーに違う感じもあり、それがなんだか妙に愛らしいんです。

例えば「ほね」。どちらが中国語でしょうか?     

          f:id:tri-girl:20190517215444p:plain  

正解は左が中国語、右が日本語です。

 

上の四角が左についてるのか、右についてるのかで、言語が変わってしまうなんて、なんて不思議なんでしょう。

 

また、英語には対訳がない、特に人との円滑な関係をきずくための日本語表現の対訳が、中国語には存在します。

 

日本語:よろしくお願いします

中国語:请多关照

 

日本語:(褒められたときに)それほどでもないです。

中国語:哪里哪里

 

最後に、激難な発音をご紹介。

 

ここまでだと「中国語のほうが英語より簡単なんじゃない?」と思われる方も多いかもしれません。

 

実際、書くだけなら中国語のほうが簡単だと思います。

 

中国語力ゼロのトリ女でも、留学したばかりのころ筆談で中国語ネイティブとコミュニケーションとってましたし。

 

でも発音が激難なんです

 

発音を制する者は中国語を制す、と言っても過言ではないでしょう。

 

・四声の存在

 

英語のアクセント的な存在として、四声という4つのタイプの発音があり、それを間違えると意味がまったく変わってしまうという悲劇。

 

発音の難しさと大切さを知ってもらうために、中国語を学びに来た留学生は必ず下記例を聞かされます。

 

中国語:请问(qǐng wèn)「すみません、(質問内容がくる)」

中国語:请吻(qǐng wěn「キスしてください」

 

上記ピンイン(中国の発音記号)では「wèn」と「wěn」、見た目はっきり異なりますが、実際の自然な会話の中で聞くと、少なくとも中国語初心者にとって、違いはさほど明瞭ではありません。

 

・外国語の固有名詞もすべて漢字にあてちゃう徹底ぶり

 

著名なロシア語通訳者米原氏が下記のように言う通り、中国語の固有名詞の発音は非常に覚えにくい。

 

なかでも、私ども通訳、とくに日本語とヨーロッパ系言語の間の通訳がパニックに陥るのが、中国語の固有名詞が出てくるときである。(途中略)毛沢東=マオ・ツェドゥン、鄧小平=デン・シャオピン、周恩来=チョウ・エンライと覚えておくものの、未知の固有名詞が出てくると、完全にお手上げである。(米原万里著『不実な美女か貞淑な醜女か』(1997)より)

 

さらに驚愕なのは、外国語の固有名詞もすべて中国語発音に変換されるので、オリジナルの発音から大きく遠ざかった音になってしまうのである。

 

例えばマクドナルドは「麦当劳」で「マイダンラオ(mài dàng láo)」。

 

Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏は「马克・扎克伯格」で「マク・ザクボグ(mǎ kè ・zā kè bó gé)」となる。

 

とにかく発音・リスニングが激難しいこと、ご理解いただけたかと思います。

 

おわりに

下記は、中国人学生が外国語を選択する際によく言われるフレーズです。

 

日语是笑着进去哭着出来。(日本語は笑って始めて、泣いて終わる)

 

英语是哭着进去笑着出来。(英語は泣いて始めて、笑って終わる)

 

日本語は文字が似ている分とっつきやすいのですが、敬語など文法が複雑で、学習すればするほど難しくなっていく。

 

対照的に英語は、文字が似ておらずとっつきにくい分、日本語より文法が簡単で、学習すればするほど分かってくる。

 

ということで、個人差はあれど、中国人学生にとって英語よりも日本語のほうが難しいみたいです。

 

今回は日本語・英語と比較しながら中国語をまとめてみました。

 

発音が非常に難しい中国語ですが、勉強していくうちに愛着がわいて好きになっていきます(ならなかった方ごめんなさい)。

 

機会があったら、また面白中国語ご紹介しますね。

 

ブログ更新のモチベーションになりますので、

トリ女のTwitterをフォローしてもらえると嬉しいです。