トリ女道~トリリンガル女子のキャリアブログ~

日英通訳の私が+αで中国語のキャリアを模索します

日中翻訳トライアル、形式的な注意点

こんにちは!トリ女のマミです。

今回は日中翻訳の翻訳トライアルにおける形式的注意点について、

・日中翻訳をお仕事にしたい方(日中翻訳ビギナー)

を対象にお話ししたいと思います。

2019年某翻訳学校主催のセミナー内容をまとめたものになります。

はじめに

トリ女、中国語力アップのために翻訳学校入学を検討しています。

学校見学兼ねて某翻訳学校のセミナーに参加してきましたので、

その有益な内容を共有することで、

皆さんの日中翻訳力アップの一助になれれば幸いです。

日中翻訳市場の特徴

本題に入る前に、2019年時点での日中翻訳市場の特徴を下記に記載しました※。

※翻訳歴10年以上の日中翻訳者兼講師の話をまとめたものです。

  • 日英翻訳市場の10分の1程度。飽和状態でもなければ人手不足でもない
  • 日英翻訳同様、優れた翻訳者が恒常的に不足している
  • 中日(中国語→日本語)翻訳が大半を占める。日中翻訳は10年に1件か2件程度。
  • 日英翻訳のように専門分野を持つ翻訳者は少ない。(講師自身)雑誌の翻訳から台湾ドラマの映像翻訳等幅広く仕事をこなしている
  • 最近(2019年)はゲーム翻訳・医療翻訳・特許翻訳のお仕事が多い

文書記号って?

翻訳トライアルを受ける際、

受験者のほとんどが翻訳内容に注力して訳されていると思います。

 

今回のセミナーで分かったのは、

トライアル提供者は翻訳内容以前に形式部分で応募者を落としていること。

講師自身もったいないと感じているため、今回のセミナーを開催したそうです。

 

その多くが文書記号と呼ばれる、

普段私たちがあまり気にしない句読点や括弧等。

 

日本語に比べて中国語は文書記号が多く、

「:」や「;」、「《》」等日本語にない記号を的確に訳せない方が、

翻訳歴の浅い方に多いとのこと。

日中翻訳、文書記号の注意点

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
日本語 なし なし 「」 『』 ()
中国語 …… —— “” 《》 ()

補足説明:

3.中国語の「、」は名詞の並列を指すため、「・(なかぐろ)」や企業によっては中国語表記と同じ「、(句読点)」が好まれ、記号を使わずに「と」や「や」でつなげることもできる。

6.と7.中国語では疑問符や感嘆符が多用されるが、日本語訳でそのまま記号を残すとニュアンスが異なってしまう場合もある。

(例) 你好! → こんにちは。 ※大抵感嘆符を残さない。

したがって訳に表情をつけるときのみ記号を残すほうがニュアンスミスを防げる。

(例) 確認:昨日言ったじゃない       非難:昨日言ったじゃない

その他注意点

文書記号以外にも、下記項目が翻訳トライアルでチェックされている。

  1. (特にトライアル受験者が多い場合)指定したファイル名になっているか
  2. 指定フォントになっているか
  3. 算用数字・漢数字の使い分けや半角・全角の使い分けが適切か
  4. 訳の統一性 (例)「1月」、「1月」、「1月」が混在してないか
  5. 改行後の最初の行が1文字空けになっているか

上記項目に問題ない場合に初めて翻訳内容を見てもらえる。

内容は減点方式でチェックし、A4用紙1枚で2か所程ミスがあると不合格。

おわりに

ちなみにグループで翻訳する場合、

訳語(日本語)の記載方法を統一するために、

日本翻訳連盟のスタイルガイドを規範とすることが多いそう。

それ以外の参考資料として、

文化庁が定めている日本語の表記についてのルールが紹介されました。

 

20代に翻訳職に従事していたことのあるトリ女ですが、

社内翻訳だったこともあり、

文書記号等ここまで細かく意識しておりませんでした。。。

 

翻訳トライアルに参加される方は上記点に気を付けて頑張ってください!

 

記事更新のはげみになりますので、

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