教育 英語

日英中トリリンガル表現①:ゴマをする

2019年5月11日

こんにちは!トリ女のマミです。

今回は本ブログで是非やってみたかった、日英中の表現の違いを楽しむ企画です。

コツコツ毎日が基本の語学学習。楽しい時もあれば、辛いときもある。

語学学習が苦しくなった時、異文化コミュニケーションの面白さを再度思い出させてくれる、学習者の心に寄り添える記事になれると嬉しいです。

はじめに

言語も文化も違えど、ヒト社会はそんなに変わらない。

同じことを言うのに、日本語・英語・中国語※でどのような言葉で表現するのか、その違いを楽しむとともに、表現の背景にある文化を一緒に探りたいと思います。

今回の表現は:ゴマをする

日本だけでなく、英語圏、中国語圏でも目上の人に気に入られる方が何かと都合が良いハズ。

世界中の皆さんが、どんな方法で「ゴマをすって」いるのか見ていきましょう!

※便宜上、中華人民共和国において公用語として定められた「普通語」を、本ブログでは中国語とします。

(日)ゴマをする

まずは日本語から確認していきましょう。

意味:利益を得ようと、他人にへつらう。

由来:煎ったゴマをすり鉢で潰すと、あちこちにゴマがくっつくことから、人にへつらう意味で用いられた言葉である。

推定起源:江戸末期(推定1850年前後)。『皇都午睡(こうとごすい)』という書物に記載あり。

使用例:彼は上司にごまをする。

(出典:三省堂Web Dictionary語源由来辞典

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ゴマをする錦鯉(日本の国魚)

(英)リンゴを磨く

英語:polish apples(リンゴを磨く)/(人をさす場合) apple-polisher(リンゴを磨く人)

由来:アメリカ英語を起源とし、ピカピカのリンゴを贈り物として先生に渡す過去の習慣。

推定起源:1918年。Chester Times(ペンシルベニア州の新聞)に記載。

使用例:When the other fellow pleases the boss, he's an apple polisher.

            (日本語訳)上司のご機嫌取りをするヤツは「apple polisher」だ。

 (出典:英辞郎word historiesOxford Living Dictionaries)

磨いたリンゴを運ぶハクトウワシ(米国の国鳥)
磨いたリンゴを運ぶハクトウワシ(米国の国鳥)

(中)馬のお尻を叩く

中国語:拍马屁(馬のお尻を叩く)

由来:馬のお尻を叩いたり、腰を触って馬を褒め、馬主の好意を得ていたモンゴル族の習慣。

推定起源:元王朝(1271年-1368年)

使用例:他很会拍马屁(彼はおべっかを使うのが上手だ)。

           那是拍你的马屁(それは君におべっかを使っているのだ)。

(出典:百度百科Weblio日中中日)

馬のお尻を叩こうとするパンダ(中国の国獣)
馬のお尻を叩こうとするパンダ(中国の国獣)

おわりに

トリ女の率直な感想は、中国語「拍马屁(馬のお尻を叩く)」の起源古っ

日本語「ゴマをする」は約150年、英語「polish apples(リンゴを磨く)」は約100年、中国語「拍马屁(馬のお尻を叩く)」は約650年という歴史の長さ。

日本史でいう元寇(げんこう)の時代からあった表現なんですね。

さすが中国3000年の歴史、と感嘆するとともに、モンゴル族が支配した元以降の時代にも多様な「馬のお尻を叩く」習慣はあったでしょうし、しかも今の中国は漢民族が主流にもかからわらず、現在まで定着しているのがこの表現なのも、なんだか感慨深いです。

言葉の背景に多様な文化・歴史ありですね。

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  • この記事を書いた人

マミ@日英中トリリンガル

中国語キャリア模索中のアラサー駆け出し日英通訳者。超論理思考の夫に日々脳トレしてもらう、非キラキラ系コンサル妻。2020年1月現在妊娠中&同年春に第1子出産予定。

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